令和5年2月28日開催の第2期定時株主総会にて役員を選任2023年2月28日各位令和5年2月28日開催の第2期定時株主総会にて役員を選任、下記のとおり就任いたしましたのでご報告いたします。また、同日開催の取締役会において、経営体制強化のため竹迫一任を代表取締役に指名し、承認されましたことを合わせてお知らせいたします。今後は役員一同決意を新たに、新たながん治療法開発のために精進する所存でございます。今後ともご厚情を賜りますようお願い申し上げます。 記代表取締役会長 竹迫 一任 (昇任)取締役社長 井口 潔取締役 (社外) 藤岡 慧監査役 若原 義之 (新任)監査役 吉本昌文は退任いたしました。在任中に賜りましたご厚情に厚く御礼申し上げます。なおツィレノフ レフは経営戦略企画部長(兼 海外事業開発部長)として、引き続き当社経営を支えて参ります。以上
がん抗原PRAMEをターゲットとする新規のCAR-T細胞療法特許に関するライセンス契約締結のお知らせ2023年2月21日更新日:2023年2月24日各位2023 年 2月21 日ティーセルヌーヴォー株式会社がん抗原PRAMEをターゲットとする新規のCAR-T細胞療法特許に関するライセンス契約締結のお知らせティーセルヌーヴォー株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:井口潔、以下「当社」)は、国立大学法人三重大学(本部:三重県津市、学長:伊藤正明、以下「三重大学」)と、上記の関連する特許について実施権許諾契約(以下、「ライセンス契約」)を締結いたしました。CAR-T細胞療法は、白血病や悪性リンパ腫の治療に画期的な有効性を示し、2019年に国内で承認をされたキムリア®を始めとする難治性のがんに対する免疫療法として知られていますが、これまで骨髄性白血病と固形がんに対しては十分な有効性が示されておりません。当社はこの骨髄性白血病と固形がんへの治療を目的として三重大学大学院医学系研究科個別化がん免疫治療学講座および三重大学複合的がん免疫療法センターにて見出された新しいCAR-T(以下、「TCR-like Hybrid CAR-T」)細胞療法の研究開発を共に手掛けて参りました。そしてこの度、がん精巣抗原の一つとして知られるPRAMEをターゲットとするTCR-like Hybrid CAR-T細胞に関するライセンス契約を締結いたしました。TCR-like Hybrid CAR-T細胞の実用化を加速させるとともに、再生医療の普及並びに発展に貢献してまいります。以上(ご参考)PRAMEについてPRAME とは癌組織のみに過剰に発現する“目印”蛋白であり、正常組織では精巣以外ほとんど発現が見られないものです。PRAME は急性骨髄性白血病や肺癌等の多くの癌で発現が確認されています。TCR-like Hybrid CAR-Tについてがんに対する免疫機能の中心的役割を果す腫瘍特異的T細胞は、自身のT細胞受容体TCRにより抗原を認識して傷害することが知られています。三重大学大学院医学系研究科個別化がん免疫治療学講座および三重大学複合的がん免疫療法センターでは、このTCRと同じようにPRAMEを特異的に認識できる抗体を見出しました (https://shikuken.jp)。そしてこの抗体の一部をT細胞に組み込んだものが、TCR-like Hybrid CAR-T細胞です。現在、同じようなMAGE-A4細胞を用いた医師主導による第1相臨床試験が進行中です(試験ID: jRCT2043210077)。